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美術館へ行こう3

マリノ・マリーニ展


マリノ・マリーニは、1901年に、イタリア中部トスカーナ地方のピストイアに生まれました。フィレンツェの美術学校で、はじめ絵画を学び、油彩や版画を制作していましたが、その後彫刻に取り組むようになります。1941年ミラノのブレラ美術学校の彫刻科教授となって、戦争による中断はありましたが、30余年、後進の指導につとめました。

1950年のニューヨークでの個展の成功やバァネツィア・ビエンナーレでの彫刻大賞受賞は彼の彫刻家としての国際的な評価を不動のものとしましたが、1980年にトスカーナのブィアレッジョでその生涯を閉じます。

マリーニは、伝統を生かした独自のスタイルを確立して、戦後のイタリア彫刻をリードしました。彫刻家として高い評価をえたマリーニですが、日本ではこれまで、彼の画家としての天分がまとめて紹介される機会に恵まれませんでした。

この展覧会では、彼の制作初期からの油彩、素描を中心に、彫刻作品とあわせて約120点を通して、マリーニの全貌をご紹介します。

 

1997年10月4日(土)〜11月3日(月)祝

9:30ー17:00(入館は16:30まで)

休館 月曜日(但し11月3日は開館)

和歌山県立近代美術館

〒640 和歌山市吹上1-4-14 TEL 073-436-8690 FAX 073-436-1337


Last Update : 10/3/1997
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